とらドラ! 8巻まで読んだ感想。

とらドラ!〈9〉 (電撃文庫)

とらドラ!〈9〉 (電撃文庫)

ネタバレとか展開が読めちゃうと面白くないと思うので、
まだ読んでない方は読み進めないようにしてくだされ。


普段はアニメが始まってから原作を読み出したりするほど生ぬるい感じなんですが、
とらドラ!についてもそれに背くことなくアニメの製作が決まってから気になりだした作品です。
店頭で沢山平積みにされていたり、フィギュアがあったり人気なのは知っていたので、
一歩間違えばもっと早い時期から読み出していたと思います。



日常系なのにこんなに面白いものがあるのかと思えたほど、すばらしい作品だと思います。
休日をつぶしてまで一気に1巻から最新巻まで読み進めるほど面白かったのはゼロの使い魔以来です。
まぁ単に僕がラブコメ的な要素が好きなだけなんですよ。



9巻が出たばっかりのころだったと思うんですが、どこかでみた誰かの感想で「あーそういう方向に持っていくんだ まぁ俺は好きだけど」というのを見かけました。
そのころ僕はまだ6巻あたりまで読み進めていて、こんなラブコメしてるのにどうなるっていうんだい?なんて考えていました。
7巻あたりから”そういう方向”がどういう方向なのかうすうすわかってきます。
このどろっどろした感じ たまんねぇぜ・・・
かなりどす黒いものがあったりなかったり、お手軽でなく軽率でなく尻軽でない展開になってきます。
読んでるこっちは憂鬱です!休みが2日もあってよかったと心から思った。


8巻に進み、それぞれの気持ちが知られることとなりますが特に進展なし。
9巻読み始めたばかりですが、いよいよ亜美の気持ちが見え始めるのでしょうかね。
物語りは佳境のようで(って表紙の折り返し?なんていうの に書いてた)、まだまだ引っ掻き回される予感がします。


ラノベを最近読み始めた僕は、未だ完結した作品に出会ったことがないのでこのまま綺麗に収まるの?と
はらはらしつつ楽しんでいます。さっさと皆の歯車かみ合ってほしいなんて思ってたりもしてます。佳境だからないんですよね。はい。


アニメはいったいどこまでやるのかと心配してみたり。
2クールあるようですが、7巻のどろどろに突入する前にオリジナルも挟みつつラブコメブコメして終わるんですかね。



それはそうと、とらドラ!は毎回あとがきにも笑わせていただいています。
あとがきまでも笑いを誘うその貪欲さがいいですね。


作中での料理、掃除、衣服、化粧などの描写が細かいところなど、さすが女性ならではと感嘆します。
高校生男子のノリなんかもいい感じで楽しいです。
日常系なのに楽しいと思わせる所以はそれか!?


作中のギャグがいちいち古いのもまた良いっすわ。
「古っ!!!!」ギャグそのものよりも作者のセンスで笑ってしまう。でも知らないネタだったら笑えないぜ・・・


そしてたらこスパが食いたくなる。切実に。


そんな感じで現在9巻を読んでいるところです。
何年後かわかんないけどハッピーエンドで終わってほしいと切に願います。じゃないとこのメランコリーとフラストレーションは発散されないぜ。