Visual Studio 2008 Express Editionでリソースをビジュアルに編集する。

以下のページにて、ソリューションエクスプローラからrcファイルを開くときに、ResEditを用いる方法が書かれています。
こちらのサイトの説明ではPlatform SDKを用いていますが、なくても動作可能です。
Win32 フリー開発環境


Platform SDKはVS2005でWin32アプリケーションの開発に必要だったのですが、そもそもVS2008はWin32アプリケーションをビルドできる環境が整っているので、Platform SDKに相当するものが入っているんです。(たぶん)


以下の説明は、上のページとあわせてお読みください。

Include ディレクトリの設定

include ディレクトリ設定画面ではPlatform SDK のinclude ディレクトリの代わりに、下記のパス2つ
C:\Program Files\Microsoft SDKs\Windows\v6.0A\Include
C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\VC\include
それぞれを[Options]->[Preferences]->[General]->[Include paths]にAddしてください。

日本語化

今現在のResEditのバージョンは1.4.4.8.ですので、このサイトで配布している"現バージョン (1.3.7.2) 用の日本語ファイル"は使えません。
このソフトはローカライズの仕組みがよくできていて、ソフトの製作者のサイトのTranslationsに翻訳テキストの作成法が書かれています。
This fileからTranslation.zipをゲットしましょう。


解凍すればtranslation.xlsが出てきますので、I列の1行目にJapaneseと書き、それ以降の行は訳した文字列を書いていきます。エキサイト翻訳とか使えば楽ですね。(まぁ項目は900近くあるけど)
僕は50個自力で訳してめんどうになってやめました。べ、別に英語でいいんです。


気が済んだら、[ツール]->[マクロ]->[マクロ] (Alt+F8で) で出てきたマクロの一覧からMacro3を選んで実行します。
あぁ、まずxlsファイル開いたときマクロを有効にしないとダメですね。
Macro3を実行したら、列ごと(言語ごと)にテキストファイルが作成されるので、これをResEditのlanguageフォルダに突っ込んであげます。
設定でJapaneseを選べば、日本語で表示されるはずです。

編集したrcファイルの保存

当然ながらrcファイルを変更すればresource.hも書き換わることになります。
VS2008の自動生成よりもすっきりしたものに置き換えてくれちゃいます。
rcを保存するときに警告されます。