とらドラ! 9巻の感想。

アニメイトで789巻買おうと思ったら、9巻だけない。
・・・・・・7、8、スピンオフ
そこは9巻があるべき場所じゃないのかな。スピンオフよ。


でもとらのあなにはありました。とら繋がりだからか?(この事実に気づいたとき思わずニヤっとしてしまってなにか大事なものを失うとこだった。アブネー)


これよりネタバレが含まれるかもしれませんので、読み続ける場合は注意してください。
ちゃんと注意書きしましたからね。


なんというか、うまいこと収まってハッピーエンドな雰囲気だったのに最後の最後でぶっ壊すんですねって感じでした。
そういう手法を使えば、いくらでも話を続かせられるんだなとも思いましたが。


実乃梨は大河の気持ちを知って自分の気持ちを抑えてて、逆に大河は実乃梨の気持ちを知って自分を抑えていた。
いや、相手を思ってのどうぞどうぞ状態かな。
まぁいずれにしろデッドロックが発生していましたね。
ってか竜ちゃんモテモテだなー。妬ましいなー。
実は川嶋も竜児が気になってたりするんでしょ。
とある小説を書いてる某ヤマグチノボル氏は言いました。「主人公と出てくる女の子全員とを恋愛させたい」
そういうことですね。わかります。
実乃梨は親友が”自分の幸せ”を願って応援してくれるってことが間違ってることだと思ってるし、
かと言って親友の幸せのために自分を抑えて譲るのだと矛盾するって思ったんですね。
だから親友の幸せのためじゃなく、自分の幸せのために譲ったってことになるんでしょうか。
まぁ親友の気持ちを見ない振りなんてできなかったってとこもあるんでしょう。
なんか後半の中心人物はみのりんになっていますが、みのりんの活躍でうまくおさまりましたね。というか元凶か?w
竜児はこの恋は稔らなかったと、ジャイアントさらば後の実乃梨の告白あとに言っているし最後まであきらめてなかったんですね。
というか大河のことはどう思っているんでしょうか。
二人はこれまでどおりの関係に戻るのかと思いきや、「あんたたち添い遂げる気ですか」と問いたいほどの決意が感じられました。
竜児にとって大河は妹のような家族のような存在だと言っていましたから、その気持ちに変化はないし添い遂げる気持ちになるのも変ではない、とも思える。
実は自分にとって大河っていうのが大事な存在になってたことにやっと気づいたんだろう。
というか、男女が四六時中一緒にいる生活を送ってたら好きになってしまう自信があるよ僕なら。
そもそも好きじゃないと四六時中一緒にいられないな。←これ結論ですわ。


最後の最後に来たどんでん返し。
というのも泰子が思ってたイメージと違ってて、典型的な夢を叶えられなかった親っていうのでがっかりです。
自分が叶えられなかったものを子供に託すっていうね。
子供の可能性を広げるって言う意味で、いろいろな習い事をさせたりっていうのはいいと思います。
無理して大学に行かせるのもそれならいいんです。
高須家の経済状態がどのくらいやばいのか知りませんが、大学へ行くのが夢物語にしか思えない状態だったのならば竜児に加担できるんですけど、
無理無理とそこまで決め付けるほどでもないんじゃないか?と思ったんですよ。
要するにあなたの可能性のために親はなんでもするよ的な。
なので、「そんな心配は無用だぜ息子よ。母は偉大だ☆」という風に捉えたんですね〜。
最後の泰子の姿を見る限り、本当にただの夢だったみたいですね。残念。


最後に大河と竜児が駆け落ちみたいにどっかへ行ってしまうのには笑いましたね。
さぁ10巻が楽しみです。